Lingerie~after story~
てっきり私の感情操作の為にチョイスされた衣装かと思ったけど……九条くんからの反応を見れば純粋に喜んでいる様に見えるし。
目が確実に『可愛い』ってギラギラしてるし。
そんな眼差しに普段であるなら怯む瞬間であると言うのに……。
「っ___……」
「___…はぁ…………し…よ?……私……触りたい」
「っ~~~本当に……参る。完熟寧々さんの甘さには太刀打ちできません」
言うや否やだ。
困ったような、降伏したような笑みを私に落とし、ひょいと抱え上げられた体は寝室より近いソファに降ろされる。
いや、ソファに座った九条くんの上にが正解。
普段は上にあり見上げる筈のオッドアイが自分の下に来ると言うのは扇情的だ。
こんな時間にならないとなかなか見る事のない視点の彼。
私だけの……特権。
仕事帰りらしく鬱陶しく視界を遮っていた黒髪を退けると耳にかけてやり、クリアになったオッドアイを髪の代わりに自分の顔を寄せて隠してしまう。
「っ………上手じゃ…ないと思うけど………食べていいですか?」
唇を啄みながら熱い息を混ぜ確認するような言葉を弾けば、返事より早く『フッ』と笑う息遣いが唇を掠め、
「骨の髄まで残さず綺麗に食いつくしてよね」
そんな赦しに本能の開放。
味わうように彼の唇に食らいつき始めれば彼自身がベルトを緩めて食われる下準備を整えてくれる。
後は……欲する本能のままに……。
____捕食。
甘い甘い……食事の時間。