Lingerie~after story~



改めて彼は凄い人なのだとそのカリスマ性に音はなく感嘆していたけれど。

「で?何でまた仕事の合間に様子見に?一秒でも離れたくなぁい的な乙女心かしら?」

「……」

「……やだ、図星?」

「っ…違う!そんなベッタベタな私気持ち悪い」

「でも、当たらずしも遠からずって感じなんじゃないの?」

本当、その読み切った含み顔で笑うのやめてほしい。

これまた返す言葉なくムムッと口を閉ざすしか術はなくて、そんな私にプッと噴き出しながら『分かりやすいわねぇ』なんて楽しみ出すのだ。

「なあに?そんなにあの悪態王子が恋しいの?一緒に暮らして存分に甘やかされてるでしょうに」

「っ………」

「………へぇ、ふぅん、」

「いちいち読まないでくれない?」

「あんたが分かりやすく顔にでかでか書きすぎなのよ。『九条不足で欲求不満です』って」

「よ、欲求不満とか……そ、そういう事じゃなくて」

「でも、満足出来てないから仕事中だってのにこうして盗み見にきてるんでしょ?」

「っ~~」

悔しいけど……そうなのよ。

恥ずかしながら、自分でも呆れるけど……九条君不足で無意識にも……いや、意識的にここまで足を向けてしまったのよ。


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