愛人契約
「最初から、君を気に入ってたって、言っただろう?」

情事が終わった本田さんは、私の頭を撫でながらそう言ってくれた。

「また、もう……そんな事、いろんな女に言っているんでしょう?」

「ははは……日満理だけだよ。」


嘘か本当かは分からないけれど、今は信じよう。

だって愛は、信じる事から始まるから。


「これからどうしようか?」

「どうしようかって?」

私は、少しだけ起き上がって、本田さんを見降ろした。


「愛人契約じゃなくて、結婚契約でもしようか。」

「結婚!?」

思いの他、結婚に関しても、契約内容は多そうです。



「料理は上手である事。いつも綺麗でいること。」

「なんか、歌の歌詞にあったよね、それ。」




- Fin -


< 123 / 123 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:85

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

百花繚乱

総文字数/25,530

歴史・時代67ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
時代は明治 時には 優しく 時には 厳しく 時には そっと見守るように 一人の男を愛した13人の女の物語 完結 2008,5 改訂 2009,5 改訂 2018/10/23 移行 2025/07
表紙を見る 表紙を閉じる
敵国との和平のため、小国の皇太子エドワードに嫁いだ大国の皇女システィーナ。だが彼は「敵国の皇女と安心して眠れるか」と初夜を拒み、心を閉ざしたままだった。孤独に耐えながら王妃として振る舞う彼女は、宴の席で毒を見抜き、夫の命を救う。それをきっかけに二人は少しずつ距離を縮め、ようやく結ばれるが、戦の混乱の中でエドワードは行方不明に。帰還した彼は記憶を失い、別の女性と暮らしていた。それでもシスティーナは怒りも責めもせず、ただ静かに寄り添い続ける。やがて傷の手当てをするその手の温もりに、彼の記憶が蘇る――忘れたはずの妻への、抗えない想いと共に。二度目の恋は、かつてよりも深く甘く、彼女を溺れるほどに愛する未来へと続いていく。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop