愛人契約
素っ気ない返事をして、二人は『また。』と別れてしまった。


するとまた、別の友人がきて、『新しい人か?』と聞いて、去って行った。

「あまり気にしないでくれ。友人の仲でも、特定の女性を作らない事で有名なんだ。」

「そうなんですか?」

「ああ。だから君みたいなタイプは珍しいと思って、聞いてくるんだよ。」

柔らかい笑顔。

いつもどんな人を、連れて来るんだろう。

やっぱり綺麗で、お嬢様タイプの人なんだろうか。


「やあ、本田。」

「ああ。」

余程親しい人だったのだろうか、エスコートしていた腕は離れ、本田さんは友人との会話に、夢中になっていた。

そこへだった。

「ねえ、あなた。」

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