血まみれ椿姫
ある程度年齢のいった先生だが、さすがに名前だけではわからないらしく、学生名簿を持ってきてくれた。


とても分厚い学生名簿で、ホコリが被っている。


「学校ができてから今までの生徒の記録がすべて書かれているんだ」


「すごいですね」


「だろ? ここは邪魔になるから教室に移動しよう」


こうして、俺と先生はいつもの教室へと移動したのだった。
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