1人の女子とゆかいな不良たち
大翔side

なんだ、あの女… 珍しいな…

俺は、下駄箱でぶつかった女を見ていた。

いつも、俺を見るとキャーキャー騒ぐ女たち。あんなやつは初めてだった。

俺は階段を上りながら電話をかけた。

「おい。珍しい女を見つけた。見つけていつもの場所に連れてこい」

『めんどくさいなぁ、雅楽に頼んでいい?』

「あぁ、なんでもいい」

『了解』

その声が聞こえて電話は切れた。

おもしろい暇潰しができたな…

そう思いながら、俺はいつもの場所へ向かった。
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