1人の女子とゆかいな不良たち
結愛side

ガラガラガラ

教室の扉を開ける。すると、待っていたかのように、飛んでくる罵声。

それを無視して席につくと、数人の女子が近づいてきた。

「石田さん。ちょっといい?」

「なに?」

「ついてきてほしいところがあるの」

「分かった」



そう言って彼女たちの後につづく。


そういえば、1か月前もこんな感じだったなー

そんなことを考えながらついていくと、やはりそこは体育館裏だった。

「あなたさ、いい加減にしてよ」

「何のこと?」

「いい加減、私に謝ってもいいじゃない」
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