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そうなると、最初にそう呼び始めた人物さえも本人から了承を得た上でそう呼んでいるのかも最早怪しいなと内心苦笑する。
「なるほどね」
と、笑ったハル先輩の表情はひどく穏やかだった。
「だったら改めて自己紹介をさせて貰うね?」
「え。……あ、お願いします、?」
一体どうしてハル先輩が改めて自己紹介をすると言ったのかは意味が分からないけれど、断るのもおかしいと思い頷いておいた。
「俺、君原春臣(きみはら はるおみ)。高三。ちなみに呼び方はハルでいいよ。敬語も要らない」
ツッコミ満載の自己紹介になんと反応すればいいのかと、わたしが考え込んでいる隙にハル先輩はさらに続ける。
それはまるで悪戯が成功した子供の様な顔で彼は笑う。
「そして俺から一つ提案があります」
「……?」
「八月中旬に例のバンドのライブがあります」
「え!」
そのバンドを好きな割に、ライブの情報なんて全く掴んでいなかった自分が情けない。
「なるほどね」
と、笑ったハル先輩の表情はひどく穏やかだった。
「だったら改めて自己紹介をさせて貰うね?」
「え。……あ、お願いします、?」
一体どうしてハル先輩が改めて自己紹介をすると言ったのかは意味が分からないけれど、断るのもおかしいと思い頷いておいた。
「俺、君原春臣(きみはら はるおみ)。高三。ちなみに呼び方はハルでいいよ。敬語も要らない」
ツッコミ満載の自己紹介になんと反応すればいいのかと、わたしが考え込んでいる隙にハル先輩はさらに続ける。
それはまるで悪戯が成功した子供の様な顔で彼は笑う。
「そして俺から一つ提案があります」
「……?」
「八月中旬に例のバンドのライブがあります」
「え!」
そのバンドを好きな割に、ライブの情報なんて全く掴んでいなかった自分が情けない。