お前の可愛さ独占したい

「ちょっとまってて、化粧してくる」





洗面所で化粧ポーチから薄めのナチュラルメイクに使うようの化粧道具を出した。






薄く、まぶたに化粧しマスカラを透明にした。




口元は、薄めのラメが入ったグロス。



「お待たせ」



制服を着た優愛が待っていた。
きっちり、髪の毛もセットされて着崩している制服。




「行こっか、香奈ちゃん」



「うん」



すっかりと、雨の降っていた空と違うくらいの青空が広がっていた。



足元には、いくつかの水溜り。




「香奈ちゃん飴玉すきー?」

「まぁ」

「そっか~なら食べて?」



はいっと私の手のひらに乗せてくれた。

袋は、水色。



「なにこれ!美味しい」

「そぉ?ならよかった」

< 13 / 130 >

この作品をシェア

pagetop