お前の可愛さ独占したい
「ちょっとまってて、化粧してくる」
洗面所で化粧ポーチから薄めのナチュラルメイクに使うようの化粧道具を出した。
薄く、まぶたに化粧しマスカラを透明にした。
口元は、薄めのラメが入ったグロス。
「お待たせ」
制服を着た優愛が待っていた。
きっちり、髪の毛もセットされて着崩している制服。
「行こっか、香奈ちゃん」
「うん」
すっかりと、雨の降っていた空と違うくらいの青空が広がっていた。
足元には、いくつかの水溜り。
「香奈ちゃん飴玉すきー?」
「まぁ」
「そっか~なら食べて?」
はいっと私の手のひらに乗せてくれた。
袋は、水色。
「なにこれ!美味しい」
「そぉ?ならよかった」