お前の可愛さ独占したい

バカ……何がバカだったの?




未だにわからないまま私は屋上で考え込んでいた。





んー。よくわかんない。





「いたっ」




ふぇ……?



おでこにピンっとデコピンされた。



???




「顔上げなよ」




「えっ?」




聞き覚えのある声に私は顔を上げた。





そこには、優愛がっていた。





何でここに???





「来ないで」




「なんでだよ」





私は立ち上がりドアの方へ歩いた。




何でよ……今一番会いたくないのに。





どんな顔をして会えばいいの?




「おいっ、待てよ」



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