お前の可愛さ独占したい

そんなことより……



ケータイを見ると。遅刻ギリギリの時間に。




うそぉぉぉぉ!!!!!





「優愛!遅刻だよ」





「おっ、やっと喋ってくれた。んで、遅刻?」




遅刻だというのに、平然としている。




優愛は、よくてもね



私は絶対いや!




「遅刻!?」




「そう!遅刻」




我に返ったのか、やべっとでも言うような顔をした。



やっと、気づいたのね。



この高校、遅刻したら教室掃除だし。
やってらんない。


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