極上の愛をキミへ
__ギュッ__


掴まれていた腕を引かれ、朝比奈の腕の中に閉じ込められる。


「傷付けたのなら、悪かった。でも、お前だったから・・・」

「この期に及んで、そんな言い訳しないでください」

「言い訳くらい、させろよ」


そんなの、聞きたくない。


「お前と出会ったのは偶然だ。ヤケ酒してる、哀れな女としか思ってなかった」


第一印象、最悪じゃん。


「でも一夜を過ごして、お前に興味を持った。名前も素性も知らないお前に、また会いたいと思ってた」


今になって、そんな告白をされても・・・

素直に受け止められるほど、あたしだってそこまでバカな女じゃない。

あたしの中で繋がった辻褄が、朝比奈のことを否定する。

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