極上の愛をキミへ
「もう、止めてください。今更そんな話をされても、あたしには何も響かない」


少しだけ緩んだ、腕の中からあたしは抜け出す。


「仕事は仕事で今まで通り、勤めます。でも、この関係は終わりです」


そう言い、あたしは朝比奈に手を差し出す。


「返してください。部屋の鍵」

「まだ話の・・・」

「これ以上聞いても同じです。あたしには、朝比奈専務と彼は同じ人間にしか見えない」


あたしは軽蔑した瞳で、朝比奈のことを見る。

それに、朝比奈は傷ついたような顔をする。


「あたし、朝比奈専務のこと尊敬してました。でも、騙された。表の顔に・・・」

「・・・結衣」

「もう、その名で呼ばないでください」


そう言い捨て、あたしは寝室に閉じこもった。

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