極上の愛をキミへ
同僚たちの中に、責める者は居なかった。

むしろ皆、同情してくれた。


「もし借りに場所を押さえられなかったとして、誰が責任押し付けられるんだろう」

「縁起でもないこと言わないでよ、相澤」

「でも、何とか出来る話じゃないよね」


それは、薄々あたしもわかって居る。

いつもの規模の発表会なら、変更も何とかなるだろう。

だけど、規模が違い過ぎる。

招待した人の中には、遥々遠くから来る人もいる。

その人たちは飛行機や新幹線のチケットを取得しているだろうし、大幅な場所の変更は出来ない。

自然と、口からため息が零れた。


「そう言えば、高梨。専務に報告したの?」

「・・・まだ。今日は、いつもより遅い出社になってるから」


と言っても、そろそろ朝比奈の出社の時間だ。

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