極上の愛をキミへ
「そんなので、引き受けちゃったの?高梨くん」

「はい」

「ダメじゃん」


そんなことを言いながらも、社長には焦りすら見られない。


「社長。ことの重大性、理解してますか?」


もし失敗したら、社長の立場が大変なことになると思うんですが・・・


「私はクビか~。それは困った、困った」


だから、全然そんな風には見えませんから・・・


「私のクビ、守ってくださ~い」

「いっそのこと、世代交代も良いかもしれませんね」

「またまた、高梨くん。私にも、生活があるんだから」


だったら、もっと真剣になってくださいよ。


「一応、猶予を決めておく。断るにしても、当日じゃ失礼だからね」

「はい」

「猶予はプロジェクトの発表会の前日。10時までだ」


残り、約10日。

< 137 / 285 >

この作品をシェア

pagetop