極上の愛をキミへ
「随分、楽しそうですね」

「そう見えるかね?」

「えぇ、とても」


さっきから、顔をがニヤケっぱなしだ。


「順調なんて、つまらないと思わないかね?」

「社長だけだと思いますよ?そんなお考えをなさるのは」

「そうかね?困難があった方が、仕事も恋愛も盛り上がるというものじゃないかね?」


別に、盛り上がらなくても・・・

仕事も恋愛も、順調に越したことはないと思う。


「でも、今回は少し大変そうだ」

「少し、ですか?」


あたしはかなり、高いハードルだと思うんですけど・・・


「勝算があるから、引き受けたんじゃないのかね?」

「勝算なんて、ありませんよ。ただあの場で、プロジェクトを存続させる方法を絞り出しただけです」


大袈裟なほど、社長は驚いたフリをする。

< 136 / 285 >

この作品をシェア

pagetop