極上の愛をキミへ
それからのあたしは、いつも泣いていた。

別れて、初めて自分の中での吏斗の大きさを思い知らされた。

どうして、別れる前に気付けなかったのだろう。

ただただ、あたしは後悔ばかりしていた。

吏斗を失って、数ヶ月が経とうとして頃。

突然、吏斗から電話が来た。

その電話に飛びつくように、通話ボタンを押した。


『もしもし』

『久しぶり、結衣』


久しぶりに聞く、吏斗の声にただ涙が溢れた。


『あのさ・・・会えないかな?』

『いいけど』

『ありがとう。17時頃、結衣の家に行ってもいい?』

『わかった』


電話を切るなり、あたしは慌ただしく部屋を掃除した。

今日吏斗に会ったら、ちゃんと伝えよう。

あたしには、吏斗しかいない。と・・・

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