極上の愛をキミへ
「連絡先教えてよ」

「名刺に記載されている番号におかけいただければ、直通ですので、いつでも私に繋がります」


笑顔で、答える。


「よく出来た、秘書だな」

「元々、社長の秘書だ」

「それは、さぞ優秀な秘書なんだろな。うちに欲しいくらいだ。どうですか?」


ヘッドハンティングですか、専務の前で。


「希望の部署に配属して頂けるのであれば」

「もちろん。うちの秘書課に」

「それでは、ご丁寧にお断り致します」


秘書課なんて、お断りだ。

秘書になりたい。と望む人が居るなら、その理由を聞きたいくらいだ。


「そろそろ、仕事の話をしても良いか」


話を切るように、専務が口を開いた。

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