夜の喫茶店で君はシナリオを書く
斎藤「家からですよ。」

おばあさん「いや当然過ぎる答えやな。」

斎藤「なんすか。ホームレスです、とでも答えたら良かったですか。」

おばあさん「カタカナを使うなよ。」

斎藤「はい?」

おばあさん「カタカナ使うな言うてんねん。和風の世界やねん。」

斎藤「え」

おばあさん「ホームレスとか使うなって!」

斎藤「桃!」

おばあさん「え?うわ、ほんまや。ほら見てみぃ。」

斎藤「でっか…」

おばあさん「捕まえるで~。」

斎藤「捕まえる?」

おばあさん「…そうや。何を不思議がっとるか。」

斎藤「いや、捕まえてどうするんすか。」

おばあさん「中身を切ってー。」

斎藤「食べる。」

おばあさん「ノンノン。」

斎藤「いやめっさ英語使っとうやん。」

おばあさん「甘かね。」

斎藤「つっこみに答えてもうてえぇすか。英語使っとうやん。ホームレスより、ひどない?一緒か」
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