夜の喫茶店で君はシナリオを書く

コント桃が流れてくる筈なんじゃないの。

おばあさん「おっかしいのう。」

斎藤「どうしたんですか。」

おばあさん「いや、桃が流れてくる筈なんじゃが…。」

斎藤「桃が?」

おばあさん「えぇ、桃が。」

斎藤「川上に誰ぞいらっしゃるんすか。」

おばあさん「たぶん誰も、、」

斎藤「おじいさんが?」

おばあさん「おるわけないじゃろう。」

斎藤「息子さん?」

おばあさん「おらんて。」

斎藤「じゃー、誰が流すのさっ。川上に桃の木がなんぞあって、実が今にも落ちそうなのか?」

おばあさん「つか、お前誰やねん!」

斎藤「僕は斎藤です。」

おばあさん「いや似つかわしくないよ!物語世界に!」

斎藤「えー。」

おばあさん「えー。やなしに。ちょっと、のけ」

斎藤「なんすか。」

おばあさん「物語世界に馴染まんやつあ、のけ。あっち行ってろ。」

斎藤「僕は当然過ぎる疑問を言ったまでで…」

おばあさん「つーか、どっから来てんっ」

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