王星×神帝 幻の闇王(仮)1



あの時の奴等が斬魏に…
そう思うと吐き気がする。




怪我してる手を暫く見てから、袖を捲った。



机に置いてあるカッターナイフを持って…
いつものように行動に移す。



昔も今も、傷だらけの手首。



昔より傷が増えた手首。



傷がいくら増えようが、あの時の出来事に比べたら痛くない。




あの時の出来事があってから
傷が増える一方。



止めようとも思わない。



今日も明日も…

きっと止められずに
傷が増えていくんだろうな。




女と遊び始めた時は、一時的に止めてた。



でも、それは最初だけ。



俺にとって…
これは安定剤みたいな物なのか



結局、煙草と同じか…。




なんて思ってると俺の部屋のドアが開いた。



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