王星×神帝 幻の闇王(仮)1
夢の中
深い深い
暗闇の中
「帝…」
と俺を呼ぶ懐かしい声…
お母さん…
あぁ…これはあれか。
「帝…ごめんね」
と謝って俺に包丁を向けるお母さん…
小学生の時のあの出来事…
俺がまだ5年生だった頃。
あの日は、確か…
皇も直里も先生に呼び止められて
俺は、仕方なく一人で帰ったんだった。
皇は、いつもの事だったけど…
直里が呼び止められるのは珍しいことだった。
確か、休んだ奴の代わりに委員会に出るように頼まれてたんだっけ?
俺は、帰る時にいつも通る
家の近所の公園で…
小3の頃に家を出て行ったお母さんに会ったんだ。