真心の愛を君に......。 〜 運命の恋は結婚相談所で ~
彼がくれる、この甘くて卑猥なキスをもっと味わいたい私は瞼を薄く開けて、時折絡み合う彼の濡れた眼差しを追いかけていた。
何度目か視線が絡み合った後、彼は唇を微かに触れ合わせながら私に「目を閉じて」と静かに優しく囁いて、ほんの少し口元を緩ませた。
私は彼に言われた通りに、素直に目を閉じた。
目を閉じた後、彼は一度深く私の唇全体を吸ってキスを止めた。
唇に触れられる感覚も、身体を愛撫される感覚も無くなった私は、それでも彼を信じて目を閉じ続けていた。
今後の展開は彼次第。
予測不能な事態に緊張はしているものの、不安は無い。
私は彼のことを信じている。
だけど、彼への信頼とは無関係に胸の内が、まるで梅雨明け前の湿った暗雲をかかえているようにモヤモヤと嫌な心情を醸し出す。
その原因を作り出したのは私だ。
本当に私、このまま広務さんに抱かれてしまっていいの......?
彼の体温を背中に感じながら、無防備な身体に戸惑いの自問を投げかけた時、私の首元をヒヤリとした冷たい感覚が覆った。
鎖骨から始まったその感覚は数秒後には襟足まで到達していて、私はその頃にはもう、冷たい感覚の正体がなんなのかハッキリと分かっていた。”ネックレス”だ。そして、理解する。
これは、彼から私へのプレゼントーー。
「目、開けていいよ」
私は鎖骨の上に小さく乗ったネックレスのチャームが一体どんな形をしているのか知りたくて、指先で触れながらゆっくりと目を開けた。
「ニューヨークのお土産。優花を驚かせたくて、料理している間にそっと着けるつもりだったんだけど、エプロン姿見たら、あんまりかわいいから。ごめん、歯止めが効かなくなった......」
彼は私に謝りながら、羞恥心混じりの悪びれた笑顔を向けた。
そんな、すっかり性線の抜け落ちた彼の笑顔を見つめながら思った。
私、彼が好きーー。
「広務さん、ありがとう......」
「うん、そのネックレスのデザインの意味が気に入って、優花へどうしてもプレゼントしたくなった。覚えてる......?俺が、優花にした約束。優花が見るもの触れるもの全部で愛してるって伝え続けるって......」
何度目か視線が絡み合った後、彼は唇を微かに触れ合わせながら私に「目を閉じて」と静かに優しく囁いて、ほんの少し口元を緩ませた。
私は彼に言われた通りに、素直に目を閉じた。
目を閉じた後、彼は一度深く私の唇全体を吸ってキスを止めた。
唇に触れられる感覚も、身体を愛撫される感覚も無くなった私は、それでも彼を信じて目を閉じ続けていた。
今後の展開は彼次第。
予測不能な事態に緊張はしているものの、不安は無い。
私は彼のことを信じている。
だけど、彼への信頼とは無関係に胸の内が、まるで梅雨明け前の湿った暗雲をかかえているようにモヤモヤと嫌な心情を醸し出す。
その原因を作り出したのは私だ。
本当に私、このまま広務さんに抱かれてしまっていいの......?
彼の体温を背中に感じながら、無防備な身体に戸惑いの自問を投げかけた時、私の首元をヒヤリとした冷たい感覚が覆った。
鎖骨から始まったその感覚は数秒後には襟足まで到達していて、私はその頃にはもう、冷たい感覚の正体がなんなのかハッキリと分かっていた。”ネックレス”だ。そして、理解する。
これは、彼から私へのプレゼントーー。
「目、開けていいよ」
私は鎖骨の上に小さく乗ったネックレスのチャームが一体どんな形をしているのか知りたくて、指先で触れながらゆっくりと目を開けた。
「ニューヨークのお土産。優花を驚かせたくて、料理している間にそっと着けるつもりだったんだけど、エプロン姿見たら、あんまりかわいいから。ごめん、歯止めが効かなくなった......」
彼は私に謝りながら、羞恥心混じりの悪びれた笑顔を向けた。
そんな、すっかり性線の抜け落ちた彼の笑顔を見つめながら思った。
私、彼が好きーー。
「広務さん、ありがとう......」
「うん、そのネックレスのデザインの意味が気に入って、優花へどうしてもプレゼントしたくなった。覚えてる......?俺が、優花にした約束。優花が見るもの触れるもの全部で愛してるって伝え続けるって......」