捨てられなかった想いを、今
「何言ってんだよ、濱田!」
ボンッと背中を叩かれる。
「え……?」
「あたしたち、中2の時に別れたよ?」
首を傾げながら俺の顔をみる塩尻さんに胸が高鳴っていく。
「あ……そう、か」
二人はもう付き合ってはいない。
でも、こんなに仲がいいのはまた付き合う可能性があるからかもしらない。
「つーか、濱田と話していけよ。優奈」
「は!?無理!!!」
桧山の提案に大慌てで否定することにすこしちくんと傷つく。
多分俺のファンだから話すなんて無理だという反応なんろうけど。
それでも、好きな子からの無理という言葉は心に刺さる。
「濱田、こいつのこと好きだったろ」
こっそりと俺に耳打ちをする。
「あ、あぁ……」
あの頃、自分の気持ちは隠し通せたはずなのに。
桧山にバレていたことが恥ずかしくて仕方ない。
「もう本当に俺とは何でもないから、少しでもこいつのこと好きって気持ちあるなら話してやって」
ふっと笑って俺の肩を叩く桧山に、多分こいつはまだ好きなんだろうなと思う。
ボンッと背中を叩かれる。
「え……?」
「あたしたち、中2の時に別れたよ?」
首を傾げながら俺の顔をみる塩尻さんに胸が高鳴っていく。
「あ……そう、か」
二人はもう付き合ってはいない。
でも、こんなに仲がいいのはまた付き合う可能性があるからかもしらない。
「つーか、濱田と話していけよ。優奈」
「は!?無理!!!」
桧山の提案に大慌てで否定することにすこしちくんと傷つく。
多分俺のファンだから話すなんて無理だという反応なんろうけど。
それでも、好きな子からの無理という言葉は心に刺さる。
「濱田、こいつのこと好きだったろ」
こっそりと俺に耳打ちをする。
「あ、あぁ……」
あの頃、自分の気持ちは隠し通せたはずなのに。
桧山にバレていたことが恥ずかしくて仕方ない。
「もう本当に俺とは何でもないから、少しでもこいつのこと好きって気持ちあるなら話してやって」
ふっと笑って俺の肩を叩く桧山に、多分こいつはまだ好きなんだろうなと思う。