男嫌いな僕と新撰組。


『あ、あの…っ!お姉さんっ』


ここはお姉さんって呼んだ方がいいよね?

てか、僕女の人苦手なんだけど!

おとこも嫌いだけど、こういうの恥ずかしすぎてだめなの!

それにこの女の人、意外と身長高くて耳に吐息がかかるんだよね。やばいよ、鳥肌が…←

と我に返ったのか、女の人は「…あ」と言うとばっと離れる

「ああ…っ!うちったら、またやっちゃったわ。ほんま堪忍やで」

『あ、いえ』


《流唯、大丈夫か?》


た、たぶんです。

一さんに返事すると同時に、ばっと袖をめくり鳥肌がたっていないか確かめる。

……ふぅ、大丈夫だった。



「それにしても、ここまでかわええ子ははじめてやわ。なあ、友達になってくれへん?うち、かわええ子好きやねん」


『僕でよかったら…。』


まあ、友達はほしいよね。

いなかったらいなかったで寂しいし


「ほんま?!めっちゃ嬉しいわあ。あ、うちのことは佐紀(さき)姉って呼んでなあ。あ、お嬢さんなんていうん?……ああーっ!そうじゃないやん!うち、大丈夫かな?こんなことしてられへん!お嬢さん、いまからどこ行くん?どこか行くんやろ?うちも付いていきたい!」


綺麗な外見から想像できない性格しているよね、この人


『……あ、えと…佐紀ねえ、僕は…』

まずは自己紹介だよね。質問多すぎて、全部答えるのめんどうだし


と自己紹介をしようとした途端…


「もっかい!もっかい呼んで!!」

佐紀ねえが詰め込んできた


『え…。あ、佐紀ねえ…?』


「ああ…いいわあ。おおきにな」


顔を赤く染めて言う佐紀ねえに引きそうになるが、お腹が空いているため早く席に案内してもらいたいので笑顔で堪える


『い、いえ。あの…』


「ん?ああ!そうやな。席はこちらですぅー」



自己紹介は後ででいいか。

《そうだな》

それから案内された席に着くと、速攻注文する
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