男嫌いな僕と新撰組。



「いいから言え…っ!」


さっき言ったのにね


『僕、新撰組に入隊したい。言ったよ、もういいでしy
「「「「「はあぁあああああああ…っ?!?!」」」」」

……なに』



きみたちは、そんなに僕に殴って欲しいの?殺されたいの?

いいよ、かかってきなよ



『文句、あるの』


「いや、あるだろ」


『ふーん、そっか。……っしょっと。』

カチャ…


僕はそう言うと、腰にかけていた一さ……じゃない、真剣を手にかける



「おーーいぃいいい''?!」


土方がなんか言ってくる。


『なに』


「いや、なにじゃねぇえよ?!なに、真剣出してんだ、てめぇ!!」


お、ないすつっこみだね…



『出すよ、普通』


「お前の普通がわかんねぇえーわ!教えろ!!……ってそういうこと言ってんじゃねえ!」


髪をかきあげながら呟く土方。


セリフがセリフだから全くかっこよくはないけど、色気あるよね


『自分で自分の言葉にツッコムて楽しい?』


「うるせぇえ!!……あ''ー、こいつ俺苦手!!」


よく本人を前にして言えるよね


「土方さんってば、照れちゃってー」


「総司。お前が話すとややこしくなる。いまは黙っておけ」


「…………一は真面目すぎます…」


なにそれ何の会話なの?え、なにそんな可愛い会話してんの?……じゃなかった

てか、生前頃から一さんは苦労してたんだね

おつかれさまです


《いや、もう慣れた》


よし、沖田さんをあとで殴っとくね←


《総司に手を出せば、副長も御怒りになるだろう。やめておけ、俺はお前にあまり無理をさせたくない》


かっけーっすね、一さん


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