碧眼の副社長は愛をささやく
「僕はおかげで、今裕福な暮らしをしている、
 ただ、子供の頃から、いろんな話を聞かされて育ってきた、
 大きなワイナリーが、ワインの木が病気になって、破産したり、
 王様に仕えていた貴族が、不満を買い、家を取り壊されたり、
 他にも、歴史を見れば、きりがない」

エリックは続ける。

「歴史ある城は大切だし、宝石の仕事もやりがいがある、
 でも、一番大切なのは、綾乃、君だよ。
 心から愛する人より、大切な物なんてない」

「エリック・・・」

「愛してるよ」

「私も・・・ねえ、エリック、今お城って言った?」

「言ったよ」

「お城に住んでいるの?」

「お城っていっても、26部屋ぐらいの、小さなお城だけどね」


・・・・王子様!!!


かっこよくて、優しくて、仕事もできて、
お金持ちで、お城に住んでいる、

これが王子様でなくて何なの!
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