碧眼の副社長は愛をささやく
それからの私はずっとごきげんだった。

そんな私を、エリックも楽しそうに見ている。

料理を食べ終えた頃、ある事に気づいた。

お皿、全て同じ模様が描かれている・・・


「エリック、このお皿の模様」

「これは、我が家の紋章だよ」

「紋章・・・」

「食器には、全て紋章を入れるのが我が家では普通で、ここでもついね」

「エリックて階級ってある?」

「階級でいうなら、侯爵だよ」

「侯爵・・・」

かなり上位貴族という事になる。

「私、庶民だけど大丈夫?」

「全然問題ないよ、王子様だって、普通の人と結婚する時代だよ」

それを聞いて安心した。
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