先生と双子と幼馴染と。
曲を聴きながらソファに横になって
瞼を閉じようとした時、家のチャイムが鳴った。


「カナ〜」


この声は陽菜だ。

体を無理やり起こして鍵を開けると、ドアが勢いよく開いた。


「ねぇ、息子さんたちいる?」

「いないけど」

「それは残念」

「どうしたの?」

「挨拶しようと思ってね。それと、カナに会いたいって翔が…」

「そんなこと言ってない! 俺は止めたからな!?」


こっちは眠いのに、なんで来たんだよ……

人の睡眠を邪魔しておいて玄関先でやめてほしい。


「……もしかして、眠い?」

「寝ようとしたのに2人が来た」

「タイミング悪かったね……ごめん」


睡眠の邪魔をされるのだけは本当に嫌。

2人もそのことを知っているから、やばいって顔をしている。


「アイス持ってきたけど、」

「食べる」

「さすがカナ。返事が早い」

「うるさいなぁ。早くあがってよ」

「おじゃましまーす」


そして2人はまた、私がアイスで機嫌を直すことも知っている。

単純だけど、別にいいでしょ?


< 23 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop