先生と双子と幼馴染と。
「お待たせ!」


美咲さんは靴とか鞄を持って戻ってきた。


「どれも可愛いですね!」

「ありがとう。えっと、カナちゃんだっけ? ちょっとだけメイクしてもいい?」

「え、あ、はい…」


私は言われるがまま、されるがままに彼女たち三人に従った。


「できた! 可愛い!!」


鏡を見ると私は別人に変わっていた。

服だけじゃなくてメイクと髪まで……
美咲さんってなんでもできる人なんだな。


「カナちゃん、どうかな?」

「自分じゃないみたいです」

「今度、メイク教えてあげようか?」

「教えてください!」

「陽菜!」

「じゃあ、私の休みの日にでもメイク講座開いちゃおうかな。これ、連絡先ね」

「い、いいんですか!? ありがとうございます!」


なんだか事が大きくなってない?
いいのかな?


「あの、カナちゃんにお願いがあるんだけど……ブログとSNSにアップしてもいいかな? もちろん顔は隠すから!」

「え?」

「お礼として、その服プレゼントする!」

「いや、そんな!」

「カナちゃん、すごい!」

「私はまだいいって言ってない…」

「お願い、カナちゃん」


そんなにお願いされたら断れない。
顔は隠れるし、大丈夫かな?


「わかりました」

「やったー! ありがとう!」


嬉しそうな美咲さんの笑顔を見ると、なんでも許してしまいそうな気がする。

要注意人物……?
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