ぶっ壊れるほど愛してる
それからホテルについてるスパなど堪能して昼寝したりぐーたらしてあっという間に夜ご飯の時間になった。
夜ご飯は宴会場でビュッフェ。
至れり尽くせりの状態にあたしの頬は緩みっぱなし。
最高すぎる!社員旅行!!
「華、佐藤さんここいい?」
宴会場の席に座りご飯を食べているあたし達の席に貝塚くんが現れた。
「どーぞどーぞ」
ナオはあたしの席の横を指差し了承する。
「貝塚くん1人なの?」
行きのバスでも1人だった貝塚くん。
「そうみたい。部屋割りも俺一人だし営業課は俺1人ぽいね」
ヘラヘラ笑う貝塚くん。
「でも部屋も広いし1人だと寂しいわよね」
ナオはエビチリを食べながら言う。
「ん〜、とりあえず昼は熱海にお得意さん居たから挨拶とか回ってたしさっき帰ってきたからまだ寂しいとか思わないけど寝る時1人は寂しいかもね…」
貝塚くんはこちらを見る。
なぜこちらを見る!?
そんな時だった…。
宴会場に珍獣でもいんのかってくらいの悲鳴が響き渡った。
ナニゴト!?