くるみさんの不運な一日
当然も当然って口調で、まんまその通りの事を口にした朱莉は、やっぱり後ろめたさを一切感じさせない。


――それどころか。


『え? もしかしてヤっちゃったの?』

含み笑いで最悪な事を聞いてくる始末。


ヤっちゃったの?じゃないっつーの!


ヤっちゃったの?って次元じゃないっつーの!


確かにヤっちゃったけども!


かなり濃いのヤっちゃったけども!


だけど、「ヤっちゃったの?」なんて軽い感じで済む話じゃないんだけど!!


「どういう事! 何がどうなって、そうなったの!」
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