愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


最後にテーブルに離婚届を置いて、マンションを出た。


短い間だったが、2人で過ごしたマンション。

暫くの間、マンションの前に立ち見上げる。









本番まであと2日。

それが終わりば、彼とは本当の赤の他人。

しっかりとマンションを目に焼き付けてその場を立ち去る。






新しく借りた小さなアパートに着いて、3人の遺影写真を仏壇の中央に飾る。





「引っ越しました。此処が新しい我が家です。少し狭いけど、私にはピッタリなサイズだよねっ。此処なら病院も近いし、スーパーも歩いて行ける距離にあるの。公園だってあるし、ベビーカー押してお散歩とかもいいでしょ?あっ、それと性別が分かったの。男の子です。異性に似るっていうから私に似て小さいのかな?でも!顔は断然仁さん似ですっ!!」

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