愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
本当にスタッフは精鋭揃いで、皆、各々に真剣に最後の調整に当たってくれている。
自分も負けて居られないっ、、!
資料を広げ、出す順番などを念入りに決めていく。
すると後ろのドアが開き、愛おしい声がした。
「お疲れ様です。、、、遅くなりました。服は何処に掛けますか?」
「あぁ、では服はこちらで預かります!仁さんは早速ですが、ライトの調整がありますので直ぐにステージにお願いしますっ!!!」
直ぐに仁の周りに人が集まり、バタバタとして部屋を出ていく。
振り向いた時には既にそこに彼の姿はなく、そんな気を落とす私の姿を見た打ち合わせをしているスタッフから笑われてしまう。
「本当にお忙しい夫婦ですね?仁さんが乗っている雑誌は直ぐに売り切れてしまうし、東雲先生なんかこの業界では、あの天才デザイナーの東雲 誠をしのぐ程の才能だってもっぱらの噂ですよ?それでいてこのキュートな外見。お互いモテると大変ですね。」