愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
「実際、、、大分言い寄られてただろ。もしかして無自覚か、、?先が思いやられるな、、。」
私には聞こえない小さな声で呟く。
「えっ、、?なんですか、、?もう一度お願いしますっ。」
「だからっ、、お前はもっと自信を持っていけばいいんだ。それよりも早く退院してこい。、、、お陰でこっちは携帯が鳴りっぱなしだ。お前の代わりなんて誰もいない。〝ShinonOme〟はお前のブランドだろ。」
「っ、、、はいっ、、!」
本当は自信なんて無い。
でも、前に進んでいくしかないから。
大切なものが、、、自信をくれる。
ハンガーにかかった服と、目を細めて愛おしそうに見つめてくれる彼。
そしてお腹に宿る命。
これからも大切なものは増えていく。
もう、、、独りじゃない。