愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


あんなに必死な女が嫌いだったのに、人間環境が変われば、考え方も気持ちも変わるもんだなと思った。

次々にテーブルに並んで行く卵料理。


そのどれもが、あいつが俺のために作ったと思えば、愛おしく感じた。








「じゃじゃーん!卵料理パーティーの始まりですよっ!!仁さんっ!ご飯のおかわり沢山ありますから沢山召し上がって下さいね?」



車の時とはうって変わって、楽しそうに笑う真澄にほっとする。









こいつもまた闇を抱えてる。


愛しい人間がいっぺんにこの世を去った。

その悲しみは計り知れない。







だからせめて今は慰め相手でもいい。

あいつの1番近くで笑顔にさせてやりたい。


< 95 / 330 >

この作品をシェア

pagetop