愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
あんなに必死な女が嫌いだったのに、人間環境が変われば、考え方も気持ちも変わるもんだなと思った。
次々にテーブルに並んで行く卵料理。
そのどれもが、あいつが俺のために作ったと思えば、愛おしく感じた。
「じゃじゃーん!卵料理パーティーの始まりですよっ!!仁さんっ!ご飯のおかわり沢山ありますから沢山召し上がって下さいね?」
車の時とはうって変わって、楽しそうに笑う真澄にほっとする。
こいつもまた闇を抱えてる。
愛しい人間がいっぺんにこの世を去った。
その悲しみは計り知れない。
だからせめて今は慰め相手でもいい。
あいつの1番近くで笑顔にさせてやりたい。