素直になれよ。~甘々な俺様男子を攻略中~
『なんで倒れたってこと知ってるんですか?』

「あー、すぐ分かるよ」


この人もエスパー…??
超人多くないですか、この街。
翠蓮くんがリビングに入るトビラを開けると、そこには予想もしていなかった人…


「おい、翠蓮。このやり方どうするんだ?」

「お前機械音痴すぎるだろ、携帯すらろくに扱えないってアナログかよ」

「うるせぇーな…あ、帰ってきたか結愛ちゃん」


朝に助けてくれた、金髪のあの男の人…
リビングにつけてあるエアコンの涼しい風と一緒に、あのシトラスの香りがした。


『えええええ!!!』



バタンって音と共に体に痛みがくる。
そう、私はまたびっくりしすぎて倒れてしまったのです。
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