もういちど、あの海で



そして毎回奏海が分けてくれたふ菓子を2人で食べる。



「奏海、ありがとう」


「どういたしまして。また行こうな!」



そんな日々が続くと思ってた。



その日は海辺に来ていた。



「愛音どうしたの?ぼーっとしてるよ?」


「実はね、今日東京に引っ越すんだ。」


「…え?」



本当に突然すぎる別れ。


2人で泣いた。


< 5 / 19 >

この作品をシェア

pagetop