お前が好きすぎて、マジやばい。



テーブルの上に置かれたカレーをみつめる…。


母親の手料理なんて、何年ぶりだろう。



「召し上がれ」


『いただきます…』



母親が席に着いたのを見て、スプーンで一口すくって口に運ぶ。


懐かしい味だけど、覚えてる。


程よい辛さのカレー



『美味い…』


「良かった…。
あなた、カレー食べる時いつも嬉しそうに笑っていたわね」


『そう?』


「うん。
私、もう他の男の人を家に入れないから。
ちゃんと真面目な仕事を探すわ」


『…』


「私がもうちょっと、マシな母親になれたら、知愛ちゃんに会いたいな」



笑った母親の姿を見るのは久しぶりだ。


知愛…お前はすごいよ。


ありがとう…





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