包み愛~あなたの胸で眠らせて~
平穏に過ごしたいと思うのに、うまくいかないものだ。
星野さんに返せる言葉が思いつかなくて、私は黙った。
「少し前にも言いましたけど、困ったことがあるなら何でも話してくださいね。片瀬さん一人で考えるより二人で考えたほうがよい対処法が見つかるかもしれませんよ」
「ありがとう。うん、教えてくれてありがとう。でも、もう少し様子を見るね」
広海くんの様子をもう少しみたい。彼も私が避けているのは感じているはずだ。だから、必要以上に関わろうとしなくなる……そう見込んで避けていた。
「あ」
「えっ? あ…」
星野さんがなにかを見て、驚いた顔をするからその見ている視線の先をたどった。
そこには噂の主、広海くんがコーヒーカップを二つ手にして立っていた。いつからいたのか分からないけど、会話を聞かれていた?
「お疲れ様」
「お疲れ様。お客様、帰られたんだ。片付けてくれて、ありがとうございます」
「私、戻りますね。それじゃ」
「あ、星野さ……ん」
星野さんは気まずそうして、そそくさとこの場を離れていった。
星野さんに返せる言葉が思いつかなくて、私は黙った。
「少し前にも言いましたけど、困ったことがあるなら何でも話してくださいね。片瀬さん一人で考えるより二人で考えたほうがよい対処法が見つかるかもしれませんよ」
「ありがとう。うん、教えてくれてありがとう。でも、もう少し様子を見るね」
広海くんの様子をもう少しみたい。彼も私が避けているのは感じているはずだ。だから、必要以上に関わろうとしなくなる……そう見込んで避けていた。
「あ」
「えっ? あ…」
星野さんがなにかを見て、驚いた顔をするからその見ている視線の先をたどった。
そこには噂の主、広海くんがコーヒーカップを二つ手にして立っていた。いつからいたのか分からないけど、会話を聞かれていた?
「お疲れ様」
「お疲れ様。お客様、帰られたんだ。片付けてくれて、ありがとうございます」
「私、戻りますね。それじゃ」
「あ、星野さ……ん」
星野さんは気まずそうして、そそくさとこの場を離れていった。