包み愛~あなたの胸で眠らせて~
湊人は持って帰ってきたホットプレートを不思議そうに見る。
「それ、持っていったの?」
「うん、焼き肉したの」
「今日1日でずいぶん仲良くなったんだね」
湊人は意味深に笑って、ホットプレートをキッチンまで運ぶ。
そのあとをついていった私は湊人の背中を軽く叩いた。
「変なふうに思わないでよ。子供の頃のように仲良く話せるようになっただけなんだから」
「へー。でも、もう子供じゃないよね? ま、これからどう進展するかしずかーに見守っていますよ」
偉そうに言う湊人の背中を再度叩いた。
湊人は「いてぇ」と大げさに痛がったが、私は笑った。湊人は私を軽く睨んでから、ホットプレートを食器棚の横にある棚に収納した。
今日は濃い日だった。
来週からはもっと広海くんと話が出来るんだと思うと、心が弾む。
だけど、隠したいと思う自分のことも話さないといけないと思うと複雑な気持ちになった。
「それ、持っていったの?」
「うん、焼き肉したの」
「今日1日でずいぶん仲良くなったんだね」
湊人は意味深に笑って、ホットプレートをキッチンまで運ぶ。
そのあとをついていった私は湊人の背中を軽く叩いた。
「変なふうに思わないでよ。子供の頃のように仲良く話せるようになっただけなんだから」
「へー。でも、もう子供じゃないよね? ま、これからどう進展するかしずかーに見守っていますよ」
偉そうに言う湊人の背中を再度叩いた。
湊人は「いてぇ」と大げさに痛がったが、私は笑った。湊人は私を軽く睨んでから、ホットプレートを食器棚の横にある棚に収納した。
今日は濃い日だった。
来週からはもっと広海くんと話が出来るんだと思うと、心が弾む。
だけど、隠したいと思う自分のことも話さないといけないと思うと複雑な気持ちになった。