包み愛~あなたの胸で眠らせて~
星野さんが怒ってくれるのは嬉しかったし、私も怒りたくはなるが、今はそれどころではない。数分話すだけの時間でさえも、無駄な時間になる。
急いで終わらせなければならない。私のために怒ってくれている星野さんには申し訳ないけど、出て行ってもらった。
再開させて10分が経過した時、またドアが開かれる。誰が来たんだろうとパソコン画面から視線を移動させるとそこには思いがけない人がいた。
「紗世」
「広海くん、何で?」
急いできたようで、広海くんは肩を上下に動かしていた。会社に戻ってくるのは二時過ぎのはずなのに、予定よりもかなり早い戻りだ。驚いて聴いていたICレコーダーを一時停止させる。
「一件、急遽キャンセルになったから戻ってきた。高橋さんから大変なことになっているから早く戻ってと連絡が来てね。で、急いで帰ってきたんだけど、昼休み取る時間もないくらいの量だったっけ? 増えたの?」
「広海くんが知っている量で、変わっていないんだけどね」
元々は広海くんが渡部さんとやるものだった。だから、広海くんは内容も量も把握している。
急いで終わらせなければならない。私のために怒ってくれている星野さんには申し訳ないけど、出て行ってもらった。
再開させて10分が経過した時、またドアが開かれる。誰が来たんだろうとパソコン画面から視線を移動させるとそこには思いがけない人がいた。
「紗世」
「広海くん、何で?」
急いできたようで、広海くんは肩を上下に動かしていた。会社に戻ってくるのは二時過ぎのはずなのに、予定よりもかなり早い戻りだ。驚いて聴いていたICレコーダーを一時停止させる。
「一件、急遽キャンセルになったから戻ってきた。高橋さんから大変なことになっているから早く戻ってと連絡が来てね。で、急いで帰ってきたんだけど、昼休み取る時間もないくらいの量だったっけ? 増えたの?」
「広海くんが知っている量で、変わっていないんだけどね」
元々は広海くんが渡部さんとやるものだった。だから、広海くんは内容も量も把握している。