【続】いつかまた、会える日まで。





「1度でも心を開いて聞いてあげる価値あると思うよ?」



「………」




「辛いのは良く分かる。
だって、私、真央だよ?
美雪のことだって、大輝のことだって、よく知ってるつもり。」




「……う…ん。
…よし、そうだね。聞いてみようかな。」




「うんうん!その意気!」




「うん!!……でも…」




「なにぃーーー?」



やっと勇気を出したかと思えば、まだ話を続けるから、

真央がぐたっとなった。

真央さん、ごめんなさい!





「どうやって言い出せば…」



「スマホの確認。」



「へっ?」



マヌケな返事をしたあと、スマホを見る。




「……あ。」


< 58 / 115 >

この作品をシェア

pagetop