きみが虹を描いてくれた青空の下で
「いいのいいの。でもこれから先ね、もし悲しい顔が似合う場面でニコニコ笑ってる人を見たら思い出して。ああ、あの人はもうたくさん泣いたんだ、って」
「そしてあなたも、悲しいこと、辛いことがあったら我慢しないで泣くの。狂っちゃうんじゃないかってくらい、泣いて暴れていいのよ。そうしたら、ふとした時に笑ってる自分に気付いて、少し楽になれるの。我慢すると、体の中に溜まった涙が海になってね、溺れて苦しくなっちゃうの」
「あ……私……」
その言葉で、心の中で堪えた涙に溺れてた私が顔を出した気がした。
浮上してぷはーっと呼吸ができたとき、そこにあった涙が一気にあふれ出した、そんな感じ。
「え? あらら。 おばちゃん怒ってないのよ? それにね、このお腹の子は希望だから、今はもう大丈夫なのよ。あらあら、どうしたの、ああ、ほら」
「ちがっ……」