きみが虹を描いてくれた青空の下で

「すみません! やっぱり降ろしてください!」


そう言って席を立ったのは、キャメルの制服の女子だった。

まだ登校の時間には早いし、部活の朝練ならもっと早朝のはずで、このバスにも生徒は乗ってないと思ってたから少し意外だった。

でも、いても全然おかしくはないよね。


運転手さん、どうするんだろ。


「大変ご迷惑をおかけいたしますが、人命優先の為ただいま回送に切り替えて運転中ですので、どうかご了承願います。遅延証明そのほか学校へのご説明も必要ならいたしますのでお申し付けください」

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