きみが虹を描いてくれた青空の下で
バスが止まると、後ろのドアから次々と白衣の先生とか看護師さんたちが入ってきた。
狭いから、乗客はそれと入れ違いに体を横にして外に出ていく。
さっきの女子高生が前のドアから勢いよく飛び出していくのを視界の端で見送って、私とおじさんはみさとさんの様子を質問されるのに答えた。
「シキュウコー、まだです」
「まずいな。ソーハクかもしれないですよ」
「急ぎましょう」
診察していた先生たちがわからない言葉を連発してさらに慌ただしくなる。
「ご家族が到着するまで、お二人に居て頂くことは可能ですか?」
「はい」
「だ、大丈夫ですっ」
どうしよう、なんだかすごく大変なことになってるみたいだよ……
私とおじさんはゴロゴロと鈍い音を立てながら病院に吸い込まれていくストレッチャーの後を追った。