きみが虹を描いてくれた青空の下で

「あ、もう着きますよ!」

「ほんとだ。三郷さん、着きますよ! もう大丈夫ですよ!」


バス停が近づくと、そこにはもう白衣の人たちがたくさん待機してて、ドラマで見る場面みたいだった。
ストレッチャーっていうんだっけ、車輪がついた細長い移動ベッドもある。


「おねが…………たいば……」

「え?」


みさとさんが、振り絞るような声でそう言うと、痛そうに丸まってこわばっていた体からふっと力が抜けた。


「あ! みさとさん!?」

「三郷さん! 三郷さん!」

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