きみが虹を描いてくれた青空の下で

「いた、いた」


廊下から小さな女の子が覗き込んで、私をみてこう言いながら近づいてきた。


「あんた、あたしと同い年なんだってね」

「いきなり何?誰、ですか」


病院に知り合いなんかいないし、お見舞いにくるような子もいない。
だから面識のない子がこうして話しかけてくる状況が、全く予想外で、想定外。


「あー、もしかして憶えてない?昨日会ったじゃん」


昨日、と言われてさっき思い返してた出来事を思い出した。


「あ!昨日の!」

「ピンポーン!せーいかい☆」
< 16 / 120 >

この作品をシェア

pagetop