きみが虹を描いてくれた青空の下で

閉まる前に、って、1階のコンビニまで買い物。


別に欲しいものもないんだけど、コンビニって病院の中で一番カラフルな場所だから、気分が腐ってきそうな時はココにいると救われる感じがする。


「「あ」」


お菓子の棚の前で、また会ってしまった。

お兄ちゃん、に。


どうしよう。
また怒られる?



「さっきは、ゴメンっ」



兄妹揃って二言目は「ごめん」なんだ、って、ちょっと可笑しかったけど、なんて返していいか焦って、変な返事になってしまった。


「へっ? あ、ああ、気にしないで、ください、私が悪いんですから……っ」


「あのさ、ちょっと話せない?」


「は、はい、大丈夫ですっ」


私と「お兄ちゃん」は、飲み物と少しのお菓子を買って、中庭へ出た。

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