きみが虹を描いてくれた青空の下で

「…それで本題なんだけどさ。八重、お前には素っていうか、なんか激しいだろ」

「あー、うん、激しいねぇ」

「あいつの周りさ、俺も含めてやっぱり病気のあいつにどっか遠慮してるとこあったりしてさ、あいつもそれがわかるからあんな風にぶつかってこないんだよ」

「そうなんだ」

「だからさ、お前、なんで移植拒否ってるのか聞いてほしいんだ」


え?

それはちょっと、

なんていうか、でっかい任務なんじゃない?
昨日きょう知り合った私にそんな大事なコト託しちゃっていいの?

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